メディセンス公式ブログ

〜偏差値30からの医学部合格〜

医学部受験ニュース

文系からの医学部再受験④(番外編/東京医科大学/学士選抜)

本日、日テレの安村直樹アナウンサーが医学部に入学したというニュースが飛び込んで来ました。一体、どの大学なのか…憶測を呼んでいますが、私もそれに乗らせて頂きます。そんなこと個人のブログで書けよと上長に言われそうですが、安村アナの医学部突破は全国の再受験生に勇気を与える事例であり、本件を深堀りすることは、年齢性別国籍門地に関わらず医師になりたい人を応援するという当社の理念に叶うと考え、ここに記します。

 

ずばり、私の予想は東京医科大学、それも、2025年から新設された学士選抜で合格したと邪推します。

 

理由は、「日テレの職務と両立予定」という事実です。東京科学大(旧医科歯科)の学士編入で合格したのでは??という推測もあるようですが、学士「編入」の場合は2年次からのスタートです。医学部の2年次は生理学や解剖実習が控えており、さすがに両立は難しいのではと考えます。

 

仕事と両立できるとすれば、1年次ではないでしょうか。とは言え一般入試で合格したとは考えにくい。安村アナウンサーは青山学院高校から慶應SFCに進学しています。SFCの入試で数学を使った可能性はありますが履修はⅠAⅡBまで。理科は勉強していないはずで、ゼロスタートから職務と並行しつつ数学(Ⅲまで)と理科2科目を一般合格レベルまで引き上げるのは至難の業だと思います。仮に一般入試向けに準備していたとしても、一般より「広き門」があればそちらにシフトするのが世の理です。

 

東京医科大学の学士選抜は、2025年入試から新設されています。こちらは1年次から学ぶカリキュラムであり、2年or3年次から合流する「編入」とは異なります。教養科目などは慶應時代に取得した単位と一部互換可能かもしれず、ならば職務との両立も見えて来ます。

 

入試要項から概要をまとめると以下の通りになります↓

【東京医科大学・学士選抜】

目的:学生のバックグラウンドの多様性を確保し、将来、幅広い視野を持って医療に貢献できる人材を育成する

募集人員:2名以内

基礎学力検査:(100点)
*基礎学力検査の合計点は、最終合計点に含まれない

書類審査:12点
小論文(日本語):18点
小論文(英語):18点
面接:32点
配点合計:80点

*基礎学力検査は70分で、数学・物理・化学・生物の問題を解きます。「結局、理科を3科目もやるなら十分大変じゃないか!」と突っ込まれそうですが、これはあくまで「基礎」学力検査です。高3生が受ける公募推薦の問題と同じで、過去問も公表されているので対策し易い試験です。「70分で4教科」なので、1教科あたりの時間はわずか15分強。難問は出ませんし、出ても差はつきません。

 

とりわけ重要な留意点は、「基礎学力検査の合計点は、最終合計点に含まれない」こと。つまり足切りとしての側面が強く、「この受験生は医学を習得するに足る理数系の素養がある」と判断されればそれでOKなので、1点をめぐって鎬を削る一般入試とはわけが違います。

 

この入試方式は今年から導入されたものであり、初年度は「出たとこ勝負」の側面もありますので、安村アナウンサーも思い切って挑戦してみたのではないでしょうか。

いずれ東医の在籍生に訊いて答え合わせをしてみたいと思います。大外れだったら申し訳ありません。

 

以上、安村アナにかこつけて「東京医科大学・学士選抜」についてお伝えしました

 

「フルタイムで仕事をしながら医学部突破」はかなり難度が高いと思いますが、入試方式を選べば可能性はグッと高まります。次回以降の記事でも「仕事との両立可能な入試方式」をお伝えして行きます。

 

メディセンスでは、期の途中でも若干名、募集しています。
苦手科目だけ受講したい
とにかく今から逆転合格したい!
どんな生徒のニーズにもお応えします。
ただしいずれも枠数に限りがあります。
そのため、気になった方はぜひ公式LINEまたはお電話にてお早めにお申し込みくださいませ。
メディセンス職員一同、あなたの受験を応援しています。
医学部予備校メディセンス
代表取締役 垣本真吾
略歴:灘高等学校、東京大学卒業
父は元大手予備校講師、兄は医師
東京麹町校へのお電話はこちら
03-5211-7800

大阪天満宮校へのお電話はこちら
06-6356-8871

新潟校へのお電話はこちら
025-250-5945