医学部予備校メディセンスの垣本です。
今回は〜シリーズ第9弾!〜心理学的に効果的な学習方法〜として【アンカリングで不安0に!パブロフの犬の実験】というテーマでご説明させていただきたいと思います。
ぜひ最後まで読んで参考にしていただけたら幸いです。
不安や緊張を解消するアンカリングとは?
みなさんは不安や緊張を感じた時に、どのようにその気持ちを対処していますか?
今回はアンカリングという心理現象を利用し、それらの気持ちを上手に対処する方法をご紹介します。
アンカリングとは特定の体験に対して、五感を利用した感覚的な刺激を条件づけし、その体験を定着させて、たやすく引き出せるようにすることです。
いまいちイメージができないと思いますが、要するにパブロフの犬の実験と一緒です。
パブロフの犬の実験とは、ソ連の生理学者パブロフが行った、条件反射の実験のこと。
彼は、犬にベルを鳴らしてから餌をあげるようにすることを、何度も何度も繰り返しました。するとその犬が、だんだんベルの音を聞くだけでよだれが出るようになったというもの。
この無関係の刺激が条件付けされ、条件反射を起こす現象をアンカリングと呼びます。
今回はこれを使って、試験前の不安解消に役立てようと思います。
具体的にはどんなことをするといいの?
このアンカリングを不安や緊張を感じた時に使うようにしましょう。
つまり、不安だ..と思ったら、その不安な事柄と全く無関係の現象を自分で起こして、不安な気持ちを解消させるのです。
例えば不安な気持ちを感じたら縄跳びをする、など。
不安な気持ちの時に毎回縄跳びをし、不安な気持ちを解消することを繰り返せば、いつの間にかどんなに不安な時でも、縄跳びをすれば条件反射的に気持ちが楽になるようになります。
できるだけ普段はやらないような、ちょっとユニークな動きなどをこのアンカリングに使うと効果が高くなります。
例えば試験前の緊張をほぐす時は、必ずトイレの鏡で謎の呪文を発するなど。
ぜひ自分にあった、方法を見つけてみてください。
参考:
加地 誠氏,「現役京大生が教える受験のための思考と心理」,2013年5月
今の学習方法に不安を感じている方へ
今回は心理学的に効果的な学習方法を説明しました。とはいえ、個々人に合う学習方法は、十人十色様々です。今の学習方法が不安だ、あるいはなかなか結果に繋がらないという方は是非、公式ライン等でご相談ください。
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