一見「文法問題」に見えて、実はただの熟語の知識を問うだけ、という問題は多々あります。熟語の重要性については受験生も分かっているはずです。
しかし、英熟語は覚えにくいものです。単語の何倍も定着に時間がかかります。
単語と同じやり方で覚えようとして撃沈している受験生は工夫が必要です。今回はその工夫についてお伝えします。
具体的には、
例文を使って覚えましょう。
熟語は1つのかたまりではなく離れ離れになったり、修飾語がついたり、形が変わったりすることもあります。例えば、
take notice of~という熟語は否定文で使われることが多いので、
He took no notice of what his father said.(彼は父親の言う事ことに注意を払わなかった)
という例文で馴染む方が良いのです。また、
take one’s time(ゆっくり時間をかけてやる)の場合も、丸暗記するよりも
Take your time. You don’t have to hurry.(ゆっくりやってくれ。急ぐ必要はないよ)という例文を音読して馴染むことが重要です。実際、”Take your time.”というカタチで出ることが圧倒的に多いので、使う場面で慣れて行くことが重要です。
例文を何度も音読して、スラスラ訳せるようになるのが第一に重要で、その後で、「熟語単体」で言えるようになりましょう。