外科医師として働く傍ら、日本うんこ学会会長を務め、「うんコレ」というスマホゲームの開発まで、幅広く活動されている、石井洋介。
石井は、16歳で難病指定されている潰瘍性大腸炎を発症し、19歳の時に生死をさまよう大手術で人工肛門になった壮絶な体験があります。
その後、人工肛門を閉鎖する手術を受けることで希望を取り戻し、なんと偏差値30から医学部に合格し、現在は外科医に。
難病から立ち上がり、難関な医学部受験を通じ、現在は実業家としても活躍し、当校校医としてアドバイザーも務める石井洋介のプロフィール・経歴・多彩な活動内容をご紹介します。
石井洋介の経歴・プロフィールを紹介
16歳で潰瘍性大腸炎の病気の診断をされ、高校を休みがちになりました。
高校卒業後、フリーターとして生計を立てていましたが、病状が更に悪化。腹痛・発熱・下血を繰り返して衰弱し、体重は32㎏まで落ち込みました。
大量の下血を起こした結果、大腸の全摘出手術が必要となり、19歳で人工肛門に。当然のことながら、相当なショックを受けたそうです。
それまでも「もう死んでもいいかな」と悲観的になることもありましたが、実際に死を現実に感じたとき、「自分は19年間何をやってきたんだろう。このまま死んだら何も残らないまま終わってしまう。助かってもう一度生きられるのなら、世の中の役に立つことをしたい。どうせなら、誰かの心に残せる仕事をしてから死にたい」と思い、「やっぱり死んじゃダメだ」と強く感じたそうです。
その後、インターネットを調べて見つけた、人工肛門を閉じる手術を通じて、心も体もすっかり元気に。
その時の外科医への憧れから、医師になることを決意しました。
偏差値30台、センター数学6点という学力からスタートして、2年間猛勉強に励みました。そして、高知大学医学部に合格。
大学入学後は、勉学だけでなくラグビー部の部活動、学園祭のイベント運営、映像制作など、精力的に学内活動に励み、充実した学生生活を過ごしました。
大学卒業後、研修医を経て、2012年から横浜市立市民病院で消化器外科医として働き始めました。
しかし、いかに外科手術の腕を磨き続けたとしても、既に進行しきった状態の患者を救うことが難しいという現実に直面。
「大腸癌の早期発見を促すためには何かできないだろうか」そのような思いを強く持つようになりました。
大腸癌は、早期発見さえすれば高確率で救うことができる病気です。ただ、初期の症状が便形状に現れますが、多くの人は検診や自分の便形状に関心がないため、気づかない現状があります。
そこで、「ゲームなら健康に興味がない人にも関心を持ってもらえるかもしれない」という考えから、2013年に「日本うんこ学会」を創設、スマートフォンゲーム「うんコレ」の開発を始めました。
何か人目を引くような、興味を集めるようなコンテンツを利用して、普段から「うんこ」を意識してもらいたい。
そうすることで、健康に対する意識が低い人にも便の観察をしてもらえないか、エンジニアやデザイナーなどのメンバーと今でも議論を重ね、企画を進めています。
医師としての働き、日本うんこ学会のアプリを通じた取組みだけでなく、東京都のインキュベーションHUB推進プロジェクト事業として始まったSHIP(Shinjuku Healthcare Incubation Park)の運営代表なども務めるなど、多岐にわたり精力的な活動を行い、現在に至ります。
■石井洋介の主な経歴一覧
2010年
– 高知大学医学部卒
– 社会医療法人近森会近森病院初期研修医
2012年
– 横浜市立市民病院外科/IBD科医師
– 高知医療再生機構特命医師
2013年
– 日本うんこ学会創設 「うんコレ」制作開始
2015年
– 厚生労働省医生局地域医療計画課主査
2016年
– 老健局老人保健課課長補佐
2017年
– 医療法人社団ユニメディコ山手台クリニック院長
– ハイズ株式会社 SHIP運営代表
2018年
– 秋葉原内科saveクリニック共同代表
2019年
– デジタルハリウッド大学院卒 Master of Digital Contents Management
石井洋介の出版本(amazon)
「19歳で人工肛門、偏差値30の僕が医師になって考えたこと」
書籍について(amazonサイトより抜粋)
“16歳で難病指定されている潰瘍性大腸炎を発症し、19歳の時に生死をさまよう大手術で人工肛門になった著者。病気の治療過程で高校生活から落ちこぼれ、偏差値は30程度にまで下がりきっていた。
ところが、ネットの情報から、当時まだ珍しかった人工肛門を閉鎖する手術を受けると希望を取り戻し、「残りの人生は人のために生きよう」と一念発起。猛勉強の末に医学部に合格し、憧れの消化器外科医に。
たとえ家庭環境が複雑でも、病気になっても、フリーターでも、童貞でも、コミュ障でも、人生はどこからでもやり直せる!!
「うんこで救える命がある!」と、うんこの異変に気づけなかった16歳の自分に捧げるべく医療情報を織り込んだスマホゲーム「うんコレ」を開発した異色の医師の挫折と成長の物語。
偏差値30台からの医学部受験から、うんこみたいな自分から自己肯定感を高めて幸せになる方法まで徹底的に開示します。”
>> 19歳で人工肛門、偏差値30の僕が医師になって考えたこと (amazonサイト)
石井洋介の受賞歴
医師として活躍される傍らで、起業家としても活動に取り組む石井のこれまでの主な受賞歴です。
– 実証実験フルサポート事業優秀賞(2016年・福岡市)
– デジコレ2018最優秀賞&オーディエンス賞(2018年・デジタルハリウッド大学院)
– 平成30年度異能vation「破壊的な挑戦部門」最終選考通過(2019年・総務省)
石井洋介が開発する「うんコレ」アプリとは?
「うんコレ」は、大腸癌検診率の向上を目指して開発された、スマートフォンアプリのゲームです。
腸内細菌を擬人化・萌えキャラ化した、ソーシャルゲームを想定して開発中の状況となっています。
他のスマホアプリゲームと異なる特徴として、「課金の代わりにうんこの報告をする」という点があります。
一般的にはゲーム内で課金をすることで、強いキャラクターやアイテムを手に入れて強い敵に勝っていく仕組みがありますが、うんコレの場合は、課金の代わりに排便報告をすることで、キャラクターを手に入れることができる仕様を想定しています。
うんコレの開発のために、2018年2月にはクラウドファンディングで資金集めを行い、見事目標金額の300万円を達成しています。
>> クラウドファンディングページ
リリース日については延期しており、まだ明確に決まっていないようですが、資金調達も達成済で、公式サイトまで用意されています。
また、アプリのリリース後にすぐ使い始めたい人向けに、「事前登録」のフォームも用意されています。
>> うんコレ(公式サイト)
>> 公式サイトの事前登録ページ
石井洋介の各種ウェブサイト・SNS
ご紹介してきた石井洋介についてもっと知りたい、情報をフォローしたいという方は、SNSなどをチェック・フォローしてみて下さい。
– facebook
– twitter
– note
– omniheal(ウェブサイト)
石井洋介がアドバイザーを務める「医学部予備校メディセンス」
偏差値30からの医学部合格をサポート!
偏差値30から医学部に合格し、現在は医師として、起業家としても活躍されている石井洋介。
そんな石井が当予備校のアドバイザーとして就任して頂けることになりました。今回は石井さんから受験生の皆様にメッセージを頂いております。
「はじめまして、医師の石井と申します。僕の人生で一番辛かった時は受験生の時だったと思います。
なかなか成績が上がらず自分の能力に自信が持てず、闇雲に勉強法を変えたりして何度も失敗しました。改めてどうしても医師になりたいと思った僕は、自分なりにもっと良い方法があるのではないかと自分の頭で考え始め工夫をし、自分なりにベストな方法を考えるようになりました。
この時に考えたことは、今でも自分の勉強方法の原理原則になっています。医師国家試験も、外科医の勉強も、アプリの作成も、このときに『学び方』を覚えたことが人生を変えてくれたと思っています。
アドバイザーとしてはこの学び方をしっかり伝えていくことと、自信を回復する方法や、広く健康的な身体をつくりパフォーマンスを上げる方法を医師の視点から伝えていきたいと思っています。
今が人生で一番辛い時、一緒に頑張りましょう。」
当予備校「医学部予備校メディセンス」では、まさに偏差値30や、多浪の受験生を積極サポートしています。
メディセンスでは、これまでに下記のような合格実績が出ています。
– 3浪から慶應義塾大学医学部に合格
– 15浪や、37歳再受験からでも医学部合格
など
メディセンスでは、お電話・フォームでのお問合せや資料請求はもちろん、気軽なLINEチャットでの無料相談、教室見学・無料体験授業などもございます。
これから医学部合格を目指す生徒や保護者の皆さま、是非お気軽にお問合せ下さい。
石井洋介からの動画メッセージ
(2020年3月1日 「日経合同説明会」にて)