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医学部受験ニュース

藤田医科大学の学費値下げ その背景について

去る5月29日、藤田医科大学が学費の値下げを発表しました。6年間の学費総額は2152万円。慶應義塾と同程度で全国で4番目に安い大学となりました。

 

岩田仲生先生が第10代医学部長に就任した時の学費は約3800万で全国で4番目に高い大学でした。その頃を思うと隔世の感があります。岩田先生は昨年末に学長に就任し、ビジョンの実現に向けてさらに邁進されて行くと思われます。

 

私はこの知らせを聞いた時、驚きはありませんでした。様々な場面において、藤田が野心的な大学であると感じて来たからです

 

例えば、入試問題のレベルの高さ。筆者は英語講師でもありますが、藤田医科の英語は練り込んで作られていると前々から感じておりました。記述問題も出題するので採点作業は大変なはずですが、手間暇をかけてでも良い学生を取りたいという意思が示されています。国公立組が特別な対策をしなくても得点できるようなバランスの良い作問です。プロ講師は入試問題を見ればどれくらいの手数をかけて作問されているか大体分かります。藤田は慶應と並び、簡単すぎず、かつ難しすぎない記述問題を作れる数少ない大学の一つです。

 

初めてオープンキャンパスに足を運んだ時も驚きました。まず最初に、講堂の立派なこと!創立者の藤田啓介先生は音楽に造詣が深かったらしく、藤田の講堂(フジタホール)はオケがそのまま入れる仕様になっています。映画のロケにも使われたことがある立派なホールで、入った瞬間(これ作るのにいくらかかったの…??)と思いました。

 

最初に流す動画もめちゃくちゃカッコいい。また講演の内容も野心的でした。「医学教育日本一を目指す」とはなかなか言えるセリフではありません。今回の学費値下げの目的は「全国トップクラスの研究力を支える、より優秀な人材の確保」ですが、前々から藤田は「研究に力を入れる」と明言し、スチューデントリサーチプログラムなど、リサーチマインドを育てる施策を取り入れています。

 

また病院見学も刺激的でした。病床数は1376床で日本一。1300人の入院患者がいて、外来患者は一日3000人。診療科数は43にのぼり、症例数が日本一多い大学病院です。

 

オープンキャンパスを運営するスタッフの数も他大学よりも多い気がしました。何かとスケールが大きいな…と感じつつ、「どこにそんなお金が…??」とも思っていました。かけている予算が明らかに違います

 

これは国際医療福祉大にも言えることです。国福のグループは福岡の病院から始まり、大田原に大学を開学したのは1995年。まだ30年の歴史しかありませんが、飛躍の仕方が凄い。東京・赤坂の一等地にあるキャンパスに足を運ぶと、浮かぶ感慨はやはり「どこにそんなお金が…??」です。野心があるから資金が集まるのか、豊富な資金が野心を育んだのか。ファイナンスの秘訣は分かりませんが、いずれにせよ大きな資金力を持つと思われる藤田や国福の入試難易度が上がるのは道理です

 

私はメディセンスのXも運用していますが、大学では藤田医科の話題をつぶやくことが多かったと思います。それは何も私が贔屓していたからではなく、単純に、ネタとして拾いたくなる情報が多かったから。それだけ藤田は情報発信に力を入れて来たということでもあります。個人的に着目してきた大学が学費の値下げを発表し、ますます注目を浴びることになった。早くから目をつけていた(?)私としては、「ほら、言った通りでしょう!」と申し上げたいところです。

 

藤田医科の躍進がどこまで続くのか注目です。

 

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